【 古備前焼の鑑定 】
古備前鑑定の要点と査定評価の基準
『時代区分・年代測定』
古陶磁鑑定美術館では、独自の研究・調査によって、歴史的事実に基づいた時代区分を明らかにし、その基準を元に、年代鑑定を行っております(下表参照)。従来までの、曖昧な真贋判定法や時代判別法でなく、西暦・元号をベースとした明確な区分を設定することで、一貫性のある鑑定評価が可能になります。
『鑑定・評価・査定の要件』
古陶磁鑑定美術館では、鑑定・評価・査定の際に、下図の各要件を考慮して、評価額を算出しています。古備前焼に限らず古美術品は、単に時代が古いということで価値が見出されている訳ではなく、様々な要件から市場価値評価が決定します。つまり、それらの要件によって、評価額や取引額が変動する特殊な性質を持っているのです。そのため当館では、古備前焼の正しい評価算定基準を設けて、厳正・公平な査定を実施しています。
『伝来・来歴・出典・エピソードも次世代に継承します』
古陶磁鑑定美術館では、鑑定証明書や資産評価証明書を、単なる「真贋判定の材料」としては考えておりません。むしろ、次世代の持ち主に名品を引継ぐにあたって、「数寄者」としての美意識や歴史的・文化的背景も同時にお伝えすべく、丁寧に証明書を作成しています。なぜなら、極論を言えば、モノそのものよりも、何百年も伝わってきた「日本文化」そのものにこそ、価値があると考えているからです。ぜひ、手元にある名品を大事にご使用いただき、次世代へと引き継いでくださいますと、幸いでございます。
鑑定/証明書/保存箱の費用
「鑑定・評価」の費用について
作品の真贋及び作成・流通年代を判定します。つまり、作品が推定される作成年代と一致するかどうかを、当館の区分基準によって鑑定します。判定の結果、真作であると認められた場合は、一致した年代の鑑定書を発行いただけます(※別途発行料が必要です)。なお鑑定書の発行に際しては、現物の確認が必要になります(※オンライン画像鑑定では発行不可)。一度に一定数(7点)以上をご依頼の場合は、料金が2割引されます。
【オンライン画像鑑定】
5,500円(税込)/一回当たり10点まで
※オンライン上でオークション出品作品やインターネット販売品の簡易査定を行うサービスです。ご落札の参考としての真贋鑑定にご活用ください。
【訪問/持ち込み鑑定】
20,000円(税込)/1点につき
※最低お申込数:3点以上~
※首都圏近郊以外の場所への出張時の交通費は、実費をご負担いただきます。
「鑑定証明書・資産評価証明書」の費用について
当館による鑑定の結果、年代区分が判定されましたら、その区分に応じた内容の鑑定証明書を発行いただけます。鑑定書の発行には、必ず現物の鑑定が必要です。一定数(7点)以上をご依頼の場合は、料金が2割引されます。
【鑑定証明書(資産評価証明書)の発行】
25,000円(税込)/1点につき
※相続や贈与に係る「資産評価証明書」の発行も可能です。
「特注保存箱」の費用について
【美術館専用保存箱作成 刻印入り】
35,000円(税込)/1点につき
※素材:桐・または杉(注文時に確定)
【美術館専用保存二重箱作成 刻印入り】
65,000円(税込)/1点(二重箱)につき
※外箱黒塗り、内箱桐・または杉 ※ 画像はイメージです。